自動走行車やドローンの制御方法を、実装置に触れながら探究。

キャンパスの屋内外で、電動の実験車両を走らせデータを取る光景を見かけたら、それがこの研究室のメンバー。自動車や航空機の全体や各部を、自動で思い通り動かすための制御手法を研究しています。GPSやジャイロセンサを使い、自動車や航空機・ドローンを指定ルートに沿って無人で走行・飛行させる誘導制御や、ドローンが安定飛行するための姿勢制御が、その代表例です。ノーバックラッシュ駆動や複数のモータを一斉に動かすタンデム駆動なども研究しています。ちょっとした工夫で自動化することが目標で、「それには実装置で試すことが大切」というのが先生の方針。歴代の先輩方が組立や配線をした車両やドローンに手を加えながら、学んでいます。


無人車両の走行制御をテーマに、プログラムでものが動く楽しさを体験。

私の研究は無人車両の走行制御。自動車が曲がる際、外側の車輪を内側より多く回転させる部品“ディファレンシャルギア”の代わりに、電子制御によって動力を振り分け、同じ機能を実現します。異常な振動の解消に苦労しながらも、好きなクルマを相手に、プログラムでものが動くことを楽しんでいます。卒業後は自動車部品メーカーへ。世界中の人に走りの違いを感じてもらえる製品づくりに学びを活かします。



公開日: 更新日: