宮田喜久子准教授らの研究グループが国産の高解像度宇宙X線望遠鏡の開発に成功

名古屋大学大学院理学研究科の三石 郁之 講師、藤井 隆登 博士前期課程学生(研究当時)、作田 皓基 博士後期課程学生 (研究当時、現 東北大学大学院理学研究科博士)、安福 千貴 博士後期課程学生、吉田 有佑 博士後期課程学生、吉原 諒 博士前期課程学生、東京大学先端科学技術研究センター 三村 秀和 教授、夏目光学株式会社 橋爪 寛和 取締役常務、名城大学理工学部 宮田 喜久子 准教授、ならびに理化学研究所放射光科学研究センター香村 芳樹 チームリーダーらによる研究グループは、天文学分野と放射光科学分野の技術を融合し、国産の高解像度宇宙 X 線望遠鏡の開発に成功しました。
本研究では、天文学分野において光学設計および反射鏡支持機構の設計・接着実装等の宇宙実装技術を担当し、放射光科学分野では超精密電鋳(ちゅう)法による X 線反射鏡作製と、SPring-8 の長尺ビームラインを利用した高輝度無限遠点光源模擬評価システム(HBX-KLAEES)の構築が行われました。これらの技術を組み合わせて性能評価を実施した結果、FWHM 0.7 秒角、HPD 14 秒角という高い解像度を達成しました。開発した望遠鏡は、日米共同太陽フレア観測ロケット FOXSI-4 に搭載され、打ち上げに成功しました。本成果は、超小型衛星や小型惑星探査機など小型飛翔体による高解像度宇宙 X 線観測の実現に向けた重要な基盤技術となることが期待されます。本研究成果は、2026 年 4 月 7 日(日本時間)付で天文学分野の国際学術誌「Publications of the Astronomical Society of the Pacific」に掲載されます。



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